aquarium info マナティーがいる日本国内の水族館のインフォメーションと訪問記

熱川バナナワニ園のマナティー
1998年訪問

バナナワニ園のマナティ

熱川バナナワニ園ってこんなところです

と、言っても、ここを訪問したのは1回きり。しかも、1998年(!)。
情報が古すぎるので、あんまり参考にならないかもしれませんが、とりあえず覚えていることを書いてみます。

熱川といえば有名な伊豆半島の温泉地。
熱川バナナワニ園は、豊富な温泉熱を利用して、広い敷地に熱帯の植物やワニなどの動物を育てているテーマパークです。

名前がバナナワニ園なのでそれだけしかいないと思われるかもしれませんが、他にもレッサーパンダ、ゾウガメ、フラミンゴ、ピラルク、そして愛しのアマゾンマナティーと、様々な動物たちがたくさん飼われています。また、バナナをはじめ熱帯系の植物も園内中にジャングルのように生い茂っています。

  • バナナワニ園のワニ

    とにかくワニがたくさんいて迫力満点!
    ワニってボーーーっとしてて案外可愛いんですよね。

  • バナナワニ園のレッサーパンダ

    「バナナワ二園のアイドルはボク!」
    モフモフ感がたまらないレッサーパンダ。

とりあえず特徴的だったのは、ワニにしろピラルクにしろ、飼育されている個体数がとても多かったこと。
ワニの檻は何十匹ものワニたちがどっしりと寝そべっていて、大迫力。
ピラルクたち(アロワナの仲間。世界最大の淡水魚)は、釣堀のような池で飼われていましたが、とにかく数が多くどれも超巨大!
植物園では、温室の巨大な池に育っているたくさんの“オニバス”(世界最大の蓮)が圧巻でした。

熱帯をテーマにしているわりに、寒い地方に住むレッサーパンダを売りにしていたりと、ツッコミどころはいろいろありますが、見所が多く、動植物の迫力に驚かされることも多い、とても楽しいテーマパークだったように思います。

さびしいマナティー…

そんな中、ひたすら寂しさに満ちあふれていたのがマナティーのコーナー…。

植物園のはずれに、ぽつーんと設置された建物。
ガラス越しにその中をのぞくと、水草も何もない殺風景なプールの中、たった一頭のマナティーが泳いでいました。
しかもマナティーであるかすら確認しずらい微妙に遠い距離。見にくい角度。
あまりにも面白味がないので、ほとんどの人はちょっとのぞいたらすぐ立ち去ってしまいます。

確かに、真っ黒いナスのようなものが浮いてるようにしか見えない…。

何かもう少しうまい見せ方はなかったのでしょうか?誰からもまともに見てもらえないんじゃ、何のためにマナティーがいるのかわかりません。
あんな狭いところに一頭だけで飼われてるマナティーがかわいそう(;_;)。

そして今

あれからもう10年以上がたちますが、バナナワニ園のマナティーはまだご健在のようです。
公式ホームページを見ると(2012年2月現在)、トップページにマナティーが「めずらしい種類です!!」ってアピールされていたので、もしかしたら今はもっと良い環境で飼育されているのかもしれません。

熱川バナナワニ園

伊豆の熱川温泉にある、老舗動植物園。温泉の熱を利用して、ワニの飼育や熱帯植物の栽培などを行っています。日本にはここにしかいない、アマゾンマナティーが1頭います。

Location:静岡県賀茂郡東伊豆町奈良本1253-10

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