aquarium info マナティーがいる日本国内の水族館のインフォメーションと訪問記

沖縄美ら海(ちゅらうみ)水族館のマナティー
2003年5月18日訪問

マナティー

美ら海水族館ってこんなところです

「美ら海水族館」は、沖縄本島北部の本部町にある、「海洋博記念公園」の中にあります。
那覇市からこの海洋博記念公園までは、高速を使っても2時間くらいかかってしまうので、行く時はそれなりの時間の余裕と気合いが必要です。
現に、私達(友人同士4人)は飛行機の到着が予定より遅れたために、閉園時間ぴったりにチケット売り場に到着するという、かなりヒヤヒヤな体験をしました。

館内はとても広く、浅瀬の生き物に触れるプールや、沖縄の海を再現したオープンエアの水槽など、趣向をこらした様々なテーマの水槽が目白押しです。

でも、この水族館のメインは何と言っても、「黒潮の海」。
アジ(多分)とかカツオ(多分)等のおなじみの魚たちの群れが行き交い、エイやサメたちが悠々と泳ぐ、世界最大規模の巨大水槽です。
時折前を横切るマンタやジンベイザメの迫力には、とにかく圧倒されます。

  • 水族館 ジンベイザメ

    巨大な水槽に、様々な種類の魚たちとジンベイザメが泳ぐ大迫力の「黒潮の海」。

  • 美ら海水族館

    ヒトデやナマコなど、浅瀬の生き物に触れるコーナー。ナマコはフワフワで案外イイ感触。

思わずボーーーっと見入ってしまった私たち。
すると、間もなく閉館するとのアナウンスが!

マナティー館へ急げ!

これはやばい!まだ目当てのマナティーをみていない!

私達は小走りで、深海魚コーナーやおみやげ屋さんを適当に見ながら出口に向かい、水族館の外にある「マナティー館」に向かいました。
マナティー・ウミガメ・イルカは、水族館の外にある別館にいて、自由に見学可能です。水族館の入館料を払わなくても、それらは無料で見れるようです。

さて、マナティー館へに入ると、大きくて深そうなプールがあります。

ああ、そのプールに愛しのマナティーが?

ドキドキしながら早速プールをのぞいてみると、プールは緑色に濁っていて、無数の漂うレタス(白菜?)が水面を覆い尽くす、謎の光景が広がっていました。
そして底の方に、微動だにせず沈んでいるマナティーの姿が!
「あっマナティー!動かない!超カワイイ~!」と興奮する私を尻目に、友人達は「え、これが‥?(2時間もかけて見に来た物なの?)」と困惑気味でした。

マナティーの魅力をわかってくれない友人…(涙)

館内には地下への階段があり、下りるとプールの底を横から見れるようになっていました。
動かないマナティーのそばに寄って見てみると、マナティーは食事中だったようです。
口元以外全く動かさず、ひたすらモリモリとレタスらしきものをほおばっています。
よくみると奥の方にもう一頭いましたが、そいつも全く動かず沈んでいました。

私と、もう一人の友人は、そんなマイペースなマナティーの姿に「かわいい~」を連発していましたが、他の二人に「これは、かわいいとは言わんだろう」と一蹴されました。

回るマナティー

隣にもう一つ水槽があり、その中にもマナティーが二頭いました。
その二頭はさっきの二頭とは違い、アクティブに水槽の中をグルグル泳ぎ回っています。
見た目も少し違っていたので、おそらく種類の違うマナティーだったのかなと思います。

動かないマナティーと動きまくるマナティーを存分に目で楽しんで、
私は満足してマナティー館を後にしました。

そのあと、ウミガメ館やイルカのプールなども見ましたが、そのときの私は目に焼き付いたマナティーの姿で心がいっぱいでした
ウミガメやイルカも好きなのですが、どこの水族館に行ってもウミガメとイルカはいます。
でもマナティーは、本当に日本ではなかなかお目にかかれません。
始めてマナティーを見た友人達にはたいそう不評でしたが、私は来て本当に良かったと思いました。
友人達も、(おそらくマナティー以外のところで)この水族館には満足できただろうと思います。

沖縄に行くことがあったら是非訪れてみてください。

「海洋博記念公園」内にはこの「美ら海水族館」以外にも、白い砂浜の美しい「エメラルドビーチ」や、「熱帯ドリームセンター」(植物園)、「おきなわ郷土村」などがあり、一日いても飽きない充実ぶりです。
那覇から2時間かけて来る甲斐はきっとあると思います。

沖縄美ら海(ちゅらうみ)水族館

沖縄本島の北部、海洋博公園内にある水族館。ジンベイザメが悠々と泳ぐ「黒潮の海」の水槽は圧巻です。別館のマナティー館(入場無料)に、アメリカマナティーがいます。

Location:沖縄県国頭郡本部町字石川424番地

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