what's manatee マナティってどんな動物?
マナティーは、カイギュウ目・マナティ科に属する草食のほ乳動物です。
マナティ科には、アメリカマナティー・アマゾンマナティー・アフリカマナティーなどがいます。
地上の動物で分類上マナティーに一番近いのは、象だと言われています。
推定寿命50年、体長3M~4M半、体重は300~500kgで、1tを超す個体もあるようです。
性格は極めて穏やかで、人間をおそれません。生息地域は、カリブ海からアフリカまで大西洋全域に広がっています。
マナティーは、世界各地の人魚伝説のモデルとなったと言われています。
昔の人々が、海洋をゆったりと優雅に泳ぐマナティーの姿を見て、上半身が人、下半身が魚の不思議な生き物と錯覚し、そういった伝説が生まれたのでしょう。
近くに寄って見てみれば、人魚のイメージとはほど遠いずんぐりとした愛嬌のある姿をしていますが…。
ジュゴンとマナティーの違いって?
マナティーもジュゴンも同じカイギュウ目で、よく似た姿をしています。見間違える方も多いでしょう。一番の違いは生息地域です。マナティーが大西洋、ジュゴンは太平洋とはっきりと生息域が分かれます。なので西洋の人魚伝説はマナティー、東洋の人魚伝説はジュゴンが元になっていると考えられます。
その他両者の大きな違いとしては、尾びれの形があげられます。
マナティーの尾びれはうちわのような丸い形をしていますが、ジュゴンの尾びれはイルカのように切れ込んだ形です。(下写真)
良く見れば、顔も少し違います。私は、マナティーの顔の方がかわいいと思ってます。