aquarium info マナティーがいる日本国内の水族館のインフォメーションと訪問記
ウミガメに夢中のセレナに、振られっぱなしのじゅんいち
オスジュゴンのじゅんいちは、もともと1頭だけで飼育されていたのですが、寂しそうなじゅんいちのために、フィリピンからお嫁さんとしてセレナが連れてこられました。
壁に隔たれた二つの水槽に別々に入れられた二頭。
鉄格子のついた窓からお互いの水槽の水が出入りするので、セレナのにおいを感じ取ったじゅんいちは、サンドバックのような抱きまくらをおもちゃに、興奮する毎日。
ところがまだ少女のセレナは、そんなじゅんいちの恋心は知ったこっちゃない。
同じ水槽に入れられたウミガメ2頭と仲良しになって、毎日一緒に遊びます。
泳ぐのも一緒、水草を食べるのも一緒。
片時も離れようとしません。
セレナをじゅんいちの水槽に入れてみても、セレナはじゅんいちの必死の求愛にまったく無反応。
抱きしめられても、ボーっとするばかりでマグロ状態です。
二頭の子どもを、と期待するスタッフたちの期待に反して、交尾は成功しませんでした。
あるとき水族館のスタッフが、じゅんいちを相手にしないのは、ウミガメと仲良くしすぎるからではないのかと考えました。
そこでウミガメを別の水槽に移したところ、なんとセレナは食欲不振になり体を壊してしまったのです。
ジュゴンとウミガメの恋は本気だったのでした。
以後も、セレナはウミガメとラブラブ。じゅんいちはずっと片思いのまま。
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ウミガメとラブラブなセレナ。
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一方でじゅんいちの友だちは抱き枕…
ジュゴンのマスターベーション(^^;)!
2000年ごろに私が見に行ったときも、セレナは2匹のウミガメにべったりでした。
何をするのでも3匹一緒に行動していて、一緒に泳いで、一緒に水草を食べて…。
一方のじゅんいちは、常に落ち着き無く動き、抱きまくらをもて遊んでいました。
ときどき、お腹からにょきにょきと、普段は格納されているペ●スを出して、なんとそれを壁や床にこすりつけたりしてるんです!
うわーーーー…。見ているこちらが思わず赤面してしまう、悲しい男の姿。
ほんと、人間も動物も一緒ですね…。
鳥羽水族館
三重県鳥羽市の名物水族館。マナティーもいますが、ジュゴンが有名です。キャッチフレーズは「太陽系最大級の超水族館」、私のイチオシです。
Location:三重県鳥羽市鳥羽3-3-6